
『実験の民主主義』の聞き手を務めた若林恵さんをゲストに「なぜ私たちは民主主義を実感できないのか?現時点、未来においてどのような実験的な民主主義像を描くことができるのか」を語ります。汽水空港が始めた「whole crisis catalog(全人類困りごとカタログ)」の活動も絡めて、地方生活者の政治についても考察します。みんな、ぜってえ来てくれよな!
※whole crisis catalogについてはこちらの動画をご参照下さい→https://www.youtube.com/watch?feature=shared&v=W4_WpXZ1KTo
もしくは汽水空港ブログの記事をお読みください→https://www.kisuikuko.com/app/Blogarticlelist/index/ArticleCatgId/6
日常での役職や肩書を取っ払った1人の人間として「困りごと」を吐露する。目の前の人が困っている状況が現れた時、自分のできることで応答しようとする。そこで問われるのは思想や趣味ではなく、知恵や技術だ。
「whole crisis catalogをつくる(wcc)」という会を開くと、毎回その場所、その瞬間から、その場所で援け合いが起こり始める。トクヴィルが語るアソシエーションとは「人が集まって、自由に援け合う技術を相互に教え合って、共有していくもの」だという。
そして哲学者ジョン・デューイの教育観は「より重要なのは、人々がともに行為し、経験を共有することであった。その意味で、民主主義社会を打ち立てるために、人々が共同して働くための技法を広く教育によって提供していくことが大切である。‐デューイにとって経験とは生涯にわたる学習の過程であった(『民主主義のつくり方』」)というものらしい。
若林恵さんは、映画『アバター』のファンダム(ファン集団)が映画内の架空言語「ナヴィ語」を自発的に研究し、教えあい、助け合い、コミュニティ全体の体験や知識、能力が蓄積されていく事例を語る。
今『実験の民主主義』を読んでますが、読みながら、WCCとは「仮想現実ではなくリアルワールドそのものに対するファンダム」を築こうとする試みであり、思想や趣味によらないアソシエーションを形成しようとする試みであり、自らが自らの為に行う教育の試みでもあるのかと、その可能性に自分で震えております笑 そして重要なのはWCCに参加するのに資格も知識も必要ないということ。必要なのは、その場にいる人の「困りごとに耳を傾ける」ということだけ。そしてそこから、do it yourselfへと、do it with othesへと、行政へのアプローチへと道が拡散していく。
というような話しを、明日11/10(金)、若林恵さんと語り合えたらなあと思っていますのでみんな絶対来てくれよな!
※ご予約はkisuikuko@gmail.comにお願い致します。各種snsのコメント、メッセージは有り過ぎて確認出来なくなってきましたのでよろしくお願い致します〜…!!
2023-11-06 13:00:58
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